クローン病による腹痛や下痢、発熱などの症状は、
「炎症」と「免疫」のバランスが崩れることで起こります。


治療を続けていても再燃をくり返す場合、
その背景には腸の粘膜だけでなく、心や生活環境の影響も潜んでいることがあります。


クローン病の寛解を長く保つためには、
薬による炎症コントロールだけでなく、
免疫の“過剰な働き”を落ち着かせ、体内の炎症反応を和らげることが大切です。


本記事では、腹痛や炎症を引き起こす原因から、
食事・心・体のバランスを整えるためのポイントまで、
「自然体で寛解を維持するための考え方」をお伝えします。

① クローン病と腹痛
炎症が起こるメカニズム

クローン病では、免疫が過剰に反応し、腸の粘膜に慢性的な炎症が起こります。
この炎症が進行すると、腸管に潰瘍ができ、狭窄や出血を引き起こすことがあります。


腹痛や発熱、下痢などの症状は、この「炎症反応」が続いているサインです。


免疫は本来、体を守るための仕組みですが、
ストレスや睡眠不足、腸内環境の乱れなどによって“過敏”になり、
自分自身の粘膜を攻撃してしまうことがあります。


この免疫の暴走を落ち着かせることが、
寛解を維持するための第一歩になります。

② 腸の「治りにくさ」を生む原因

炎症・免疫・心の関係


クローン病の再燃は、単なる「体の問題」ではなく、
心の状態とも密接に関係しています。
慢性的なストレスや我慢が続くと、
自律神経が乱れ、免疫細胞が“戦闘モード”に入ります。
このとき、腸は緊張し、血流が悪化し、炎症が治りにくくなる。
つまり、心の緊張が腸の炎症を悪化させるという悪循環が起こるのです。
「病気を治そう」と強く頑張るほど、
心と体が休む時間を失ってしまうこともあります。
寛解を保つためには、“治す”よりも“整える”という視点が重要です。

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③ 治療と食事療法
腸を休ませ、炎症を鎮める

クローン病の治療は、薬による炎症の抑制が基本となります。
ステロイドや免疫抑制剤、生物学的製剤などが用いられますが、
同時に「腸を休ませる」食事管理も欠かせません。


脂肪分・刺激物・加工食品を避け、
消化のよい食材を中心にすることで、
腸への負担を軽減し、潰瘍や狭窄のリスクを減らせます。


また、寛解期には腸内環境を整える発酵食品や、
オメガ3系脂肪酸(青魚・亜麻仁油)など、
炎症を鎮める栄養を取り入れることも有効です。

④ 心の回復が、免疫を整える

クローン病の症状が落ち着かない背景には、
「心の緊張」が関わっていることが多くあります。


私自身も、長年の闘病を通じて気づいたのは、
体を治すには、心をゆるめることが欠かせないということでした。


安心できる人との会話、自然の中での深呼吸、
自分の気持ちを否定しない時間――
そうした“心の安全地帯”が、免疫を落ち着かせ、炎症を鎮めていくのです。


寛解とは、ただ炎症が消えることではなく、
「心身のバランスが調った状態」と言えるかもしれません。

⑤ 再燃を防ぐための3つのポイント


治療と同じくらい大切な「セルフケア」をご紹介します。

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    1.無理をしない生活リズムを整える

      睡眠・食事・休息のバランスを保つ。

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    2.ストレスをためない「心のはけ口」をもつ
      言葉・音・自然の中で心を解放する。

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    3.自分の体と“対話”する時間をつくる
      痛みや疲れに気づき、責めずに労わること。

まとめ

寛解とは「心と体が穏やかに共存すること」

  • クローン病の寛解を保つ鍵

    クローン病の寛解を保つ鍵は、
    薬や治療法だけでなく、自分自身との向き合い方にあります。


    「なぜ自分が病気になったのか」を探すより、
    「これからどう生きるか」を優しく見つめていく。
    その姿勢が、あなたの免疫を整え、炎症を鎮める力に変わります。


    あなたの体も心も、ちゃんと“回復する力”をもっています。
    焦らずに、少しずつ、あなたのペースで整えていきましょう。

    クローン病の寛解を保つ鍵
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